薄毛対策といえば、まず思い浮かぶのは育毛剤や植毛ではないでしょうか？実は漢方にも薄毛対策のお薬があるのです。
漢方医学では、女性の薄毛の原因は血虚・気虚・腎虚に当てはまるとされています。 血虚とは「血が不足している状態」のことです。血と髪の関係は深く、血流が悪ければ髪まで栄養を行き届かせることができません。
気虚とは身体に必要なエネルギーが不足して弱っている状態を指し、その原因の1つはストレスです。気虚によって自律神経のバランスが乱れたり血行障害が起こったりして抜け毛が増え、それを気にしてさらにストレスが溜まる…という悪循環です。
腎虚は簡単に言えば老化のことで、ホルモンバランスの乱れをはじめ、髪のコシがなくなったり抜け毛が増えたりします。
漢方医学は、この血虚・気虚・腎虚に対して有効な漢方薬を用いて体質改善しようというものです。
薄毛の原因とされている血虚・気虚・腎虚に対して効果的な漢方薬と、その効能をご紹介します。
薄毛の原因は特定しにくく、どんな対策をすればよいか悩んでしまうことも。そんなときには漢方医学からアプローチしてみるのも1つの手です。
漢方の良さは、患者ひとりひとりの状態・体質を把握してそれに合った薬を調合してくれる点にあります。上記のような成分をやみくもに摂るのではなく、専門医に相談し自分の症状に合った薬を出してもらうことが体質改善の近道です。
漢方はドラッグストアなどでも手に入ります。しかし、飲み合わせには十分に気を付けなくてはなりません。間違った飲み合わせをした場合、体調悪化を招くこともあります。漢方薬を試すなら、先述したように専門医や薬剤師に相談し処方してもらうほうが安心で効率的です。
漢方薬を飲む時のポイントとしては、白湯で飲むこと・食前や食間に飲むことです。白湯は、水をやかんや鍋で10分ほど煮たてたものです。水の中の不純物が取り去られ、漢方薬の吸収を高める効果があります。また食前や食間などの空腹時に飲むことでも吸収率が高くなると言われています。ただ漢方薬によっては食後のほうがよい場合もあるので、医師の指示に従うようにしましょう。
そして漢方を服用するにあたって心得ておきたいのは、即効性のあるものではないということです。サプリメントと同じで、効果が実感できるようになるまではある程度の期間の服用が必要です。
