コラーゲンを摂るとお肌にいいですよ！とメディアなどでも紹介されていますが、コラーゲンとはいったい何者なのでしょうか。人体のあらゆる組織に繊維状になっているタンパク質で、皮膚・骨・筋肉などさまざまなところに存在しており、各細胞のつなぎ目をしています。
タンパク質は、細胞を作るのに欠かせないアミノ酸が集まってできている成分です。約10万種類以上もあるタンパク質の中の約30％分がコラーゲンなので、非常に重要な役目がある成分というのがよくわかりますね。
コラーゲンの配分量は、皮膚に40％、骨などに20％、その他の組織に残りの分となっているそうです。ちなみに、料理でゼラチンを使うこともあるかと思うのですが、これはコラーゲンに熱を加えてできたものなので、実は日頃から気づかぬうちに食事で摂取しているものなのです。
コラーゲンは肌のアンチエイジングにだけではなく、頭皮のアンチエイジングにも効果があります。薄毛や抜け毛に悩んでいる方は、コラーゲン不足かもしれません。不足していると、肌や頭皮のハリがなくなり抜け毛が増えていきます。
頭皮の新陳代謝がうまくいかず、ヘアサイクルが乱れてしまうことが原因ですね。薄毛や抜け毛で悩んでいる方は血行が非常に悪いのも特徴的で、足先から頭皮まで全身くまなく血液にのって栄養素が流れていくはずなのに、滞ってしまっているのが原因で十分に行き渡ることができず、新しい毛髪が生えてこられなくなるのです。また加齢によってもコラーゲンが減少していくので、日々補っていく必要があります。
年をとると肌がたるんだり、髪が薄くなったりするのはこのせいなのです。毛髪の悩みを改善するにも、予防するにもコラーゲンの存在は欠かせません。ちなみに人に必要な1日分のコラーゲンは約5グラムだそうで、これは食事とサプリメントの両方で比較的簡単にノルマを達成できますよ。
コラーゲンを効率よく摂取していくには、どんな食材を取り入れていけば良いのかを簡単にまとめてみました。この食材はコラーゲンが入っていると一目で分かるのは、熱して冷ました後にプルプルのゼリー状のものができているかどうかで簡単に判断できます。このプルプルしたものは鶏肉やフカヒレ、スッポン鍋、牛すじなどでよく見られる光景かと思います。
特に含有量が多いのはフカヒレとスッポンですが、高級食材ですし一般家庭で調理をする機会はゼロに等しく、滅多に口にすることはありません。そこでおすすめなのが、手軽に入手できて調理の幅も広い鶏肉の手羽先です。魚介類の場合は、鮭やうなぎに豊富に含まれています。
コラーゲンが豊富にふくまれているものは、なんとなくカロリーが気になる食材が多いのですが、鶏肉であればどの部位を食べても低カロリーなので安心です。ダイエットをしていてコラーゲン不足になっている方に特におすすめしたいですね。
またコラーゲンを摂取する場合は、体内でコラーゲンを生成する働きがあるビタミンCも一緒に摂るようにしてください。食事で摂る場合はビタミンCが豊富なフルーツや野菜を中心にしていくと、全体的に見ても非常にバランスのとれた食事になると思います。
